最近思ったこと。
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デニムアンドルビー
追込が効く馬というのは直線での爆発力がある馬であることはもちろんとして
その前提として道中は後方にいる方がいい馬を指すものなんだろうけれども、
後方にいる方がいい馬には、群れについていった方が落ち着いて走れる馬と
他の馬に影響を受けずに走った方が伸び伸び走れる馬と、大きく分けて2パターンがあって、 デニムアンドルビーは完全に前者なんだろうねと思ったドバイシーマが一番印象に残ってる。
Dubai Sheema Classic 2014 - ジェンティルドンナ
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クレア・リンドップ
リンドップ姐さんも引退。
オーストラリアの女性騎手にありがちな馬の首に体重を乗せたフォームとは違って
体重を後ろに残しながらゴール前まで追っていける騎手だった。 数年前の落馬負傷からの復帰後を見ているとやはり満身創痍ではあったかとは思うが
本人も納得のうえで引退宣言できるのはいいことじゃろうて。
うちの旧PCにあった「リンドップ二の腕」フォルダが、
マシン乗り換えに伴いどっか行ってしまったのだけは心残りではある。
女性騎手が長くやるための秘訣はとにもかくにもガタイ。
一番好きなレースはSouthernSpeedで勝ったTheVanity
Black CaviarがLightningS.をノーステッキで完勝した日のアンダーカードを勝って
そこで目を付けられたか知らんが、最終的にSouthernSpeedはノーザンに買われて日本に来た。
こないだ産駒のアドマイヤヒビキが全然スピードに乗れずに大敗したけれども
まあスプリンター付けたら硬すぎ重すぎになるでしょう。
もっとちっこい馬付けてほしいがね。
アドマイヤヒビキ
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LatinoAmericano
今年はウルグアイのマローニャスで行われた南米チャンピオン決定戦は
アルゼンチンのRomanRossoが勝利。
今年のマローニャス中長距離はブラジル産が強かったので
ウルグアイ勢のブラジル産も何とかなるかもしらんと思ったが
果敢に先行したFitzgeraldは直線力尽きた。
2着のLeaoDePrataの残り半ハロンのヤケクソの脚は
Special=Thatchと、きょうびブラジルでしか見られないAksarとが
最後の最後でがっちり噛み合った感じではあったが、
RomanRulerとBlushingGroomとCaroに早々に抜け出されたら
そらまあ届かんわな。
LatinoAmericano 2018 -Roman Rosso
Roman Rosso
Leao De Prata
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藤田伸二
結局何十年もジョッキーやってきて
レースを通して他人と分かり合うという経験がなかったんだろうねえと
その点については可哀そうではある。
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サトノダイヤモンド
現代の日本で高値で取引されるお馬さんは
柔らかさと硬さが8:2か9:1くらいで同居していることが多い。
硬さというと聞こえは悪いけれども、
例えば中山のコーナーできっちり回ってくるにはどうしても硬さは必要だし、
長距離レースの道中で走りの安定性をもたらすのもある意味で硬さ。
ほんで里見さんの好みか、里見さんのところに回ってくる馬が結果的にそうなのかは知らんが、
サトノ馬は硬さの割合が、他の社台系チャンピオンホースよりも心もち大きい。
僕はサトノ馬のそういうところが好きなんだけれども、
そういう硬さはどうしてもルメールとは本質的に合わないところがあって、
ダイヤにしてもクラウンにしても、乗り替わった方がいいんじゃないんですかねえとはよく独り言ちてたが
戸崎になるんかね、どうなるかね。
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おしまい